帯色

極真空手の道場では、修練度により帯の色を分けています。初心者である白帯(無級)から始まり、オレンジ(9・10級)、青(7・8級)、黄(5・6級)、緑(3・4級)、茶(1・2級)、指導員である黒帯(初段以上)まで。

それぞれ奇数級には銀線が入り、黒帯になると金筋が入ります。段位が上がるにつれ、金筋の本数が増えます。この金筋は、「筋金入りの人間になりました」の”筋金”を表したものです。

 

武道には「形式美」や「礼儀作法」があります。白い道着に身を包み、みんなで思いっきり気合を入れて、突いて蹴る。道着を着て一歩道場に入ると、何故かとても厳粛な雰囲気に包まれます。

 

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白は、汚れを拒絶する清らかな色です。”邪心を持たない”という意味で、白い道着を着ます。

オレンジは、行動意欲が高まる色で、成功や希望を表します。女の子に人気の色です。

青は、聖母マリアの色とも言われ、精神・名誉・幸福を表します。青帯はとてもカッコイイです。

黄色は、個性や独創性を表す綺麗な色です。帯色がいったん薄くなり、初心を思い出させます。

緑は、自然・大地・健康を表す色です。帯色が濃くなり、上級者としての自覚が芽生えます。

茶色は、無限の可能性を表します。茶帯は「準指導員」と呼ばれます。

黒は、どんな色にも染まらない強い色です。”信念を貫く”という気持ちで、黒帯を締めます。

 

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武道の世界では”黒い帯”とは言いません。”黒帯”という固有名詞で語られます。黒帯という言葉から、「強い人。優しい人。お手本となる人」とイメージされます。

黒帯からは年齢に係わらず、呼称も変わります。初段・弐段は錬士とし“先輩”、参段・四段は教士とし“先生”、五段以上を範士とし“師範”と呼びます。

 

「自分がこの帯を締めることにより、極真空手のレベルを上げる」、そんな気持ちを持てる人こそ帯色に実力が伴ってきます。個人の記念品ではなく、後輩たちの範となる帯であり、道場にとってとても大事な帯でもあります。

道着は、「道を着る」と書きます。帯は、”自分の心”に締めたいものです。

 

「己に克つとは、心が屈しないこと。本当の強さとは、人に優しくできること」